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展覧会

長月お出かけ録

 armel Barraud 

                                          写真:アルメル・バロー展より





長月お出かけ録です


もう秋がこないのかと心配なぐらい暑かった9月でしたが
お彼岸を境に急に駆け足で秋らしくなってきました
あの暑かった夏を想うと

夏草やつわものどもが夢の跡  

                     松尾芭蕉 ,1644 - 1694


ほんとは今時分まら夏草ではなくそこいらに伸びてきている秋草なのかも知れないけれど
ふと頭に浮かぶのです


山口信博・紙の上の仕事 @gallery yamahon
「古陶の譜 中世のやきもの ―六古窯とその周辺―」
@MIHOMUSEUM
MIHO GRANDAMA Arte della @MIHOMUSEUM
東大寺の近現代の名品
高島屋京都 グランドホール
編む”から広がる物語アルメル・バロー展@清課堂ギャラリー



思い返してみると今月はそんなに美術館出かけてなかったみたい。
上の三つは同じ日に出かけているし
高島屋も清課堂もついでに立ち寄っただけだった

そんな中友人に教えてもらった清課堂のアルメル・バロー展は
スマッシュヒット!

アルメル・バローは今回の作品を京都に4ヶ月滞在しているあいだ
京都の街の中をあるき街の中でインスピレーションを得た中で創り上げたもの
制作は清課堂の蔵(清課堂ギャラリー)をアトリエにしていたそう

細くやわらかなワイヤーで編まれたデリケートで繊細なレース編み
光はモチーフを透過し繊細な影となって壁に残していました

写真の動物は伏見稲荷のきつねさんをイメージして制作されたものなんだとか

彼女の手にかかるとそのモチーフはなぜか北欧を想起させます
ちょっとムーミンに出てきそう(笑)

押し付けがましいところがなくて
ほんと軽やかでここちのいい空間でした



繭から生糸を繰る

今月はこのほかに奈良の大極殿の横の平城宮跡資料館で開催された
「文化財保存技術2010 文化財を支える伝統の名匠」

宮古ぶーみん保存会の苧麻の糸績みの実演や
和楽器の弦のための生糸を繭から手繰る実演(写真)
友人が出演していた浮世絵の版木彫りと摺りの実演など
また桧皮葺の体験などもあり
それはわたしもやってみました!
桧皮を葺くための釘は金属ではなく桧の木でできた楊枝のような釘をつかって・・
一本一本地道な作業のようです

日本人の生活になくてはならなかったはずの畳
畳張りもいまや「選定保存技術」
そういえば我が家も畳の部屋は一室だけ
襖や障子の無い家も増えてるでしょうね・・・

廃れてしまってからでは遅い技術の継承
奈良の1300年祭の一環で開催されていたこと

だだっ広い平城京宮跡をぶらぶら歩きながらぼんやり考えていました

平城京宮跡 

 

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コメント

No title

このおでかけ録で、もう9月も終わっちゃいましたね。


そういえば、太極殿は建築中に見学に行きました。
行ったら行ったで、大工やら材木屋やら知ってる人ばっかりで・・・
垂木が、普通の家の柱より大きいんですw
参考のために上から下まで全部覗いてきましたけど、天平時代の建物って元々構造的には単純なんですよね。
ああいう仕事をすることは死ぬまでないでしょうけどね。


あと桧皮の爪楊枝みたいなのは、実は竹釘なんです。
いまでは桧皮で屋根葺くなんて、文化財とか特別な建築物じゃないとやんないですから一般の人には馴染みがないですよね。
おまけに高いしw

No title

げんさん

あの釘竹で出てきていたんですね♪ 多分同じ素材の木?なんて思い込んでましたが 竹だったのですね!教えてくださってありがとうございます。

見学、建設中の頃行かれていたんですね。
行ったら同業の方たちがいっぱいでしたか。
考えることはみな同じなのかしら。
垂木が太いのは屋根が大きいからですか?





No title

アルメル・バロー レース編みだったんですね。
ワンちゃんかと思ったら伏見のお狐様。そう知って見ると座姿がなるほどそうですね!私も好きになりそうです☆

だだっ広い平城京宮跡。。。和裁の学校に通ってる頃は毎日電車から眺めていたのに一度も行ったことがないんですよ。
だだっ広い中に人を見つけると何しに来た人か雰囲気からいろいろ想像して遊んでました。

Re: No title

> アルメル・バロー レース編みだったんですね。

針金でレース編をつくっているみたいです。

> ワンちゃんかと思ったら伏見のお狐様。そう知って見ると座姿がなるほどそうですね!私も好きになりそうです☆

いいでしょう。

> だだっ広い中に人を見つけると何しに来た人か雰囲気からいろいろ想像して遊んでました。
今はだだっぴろいなかにも沢山の人が歩いていますが、そんな込んでいる風には見えません。
だってあまりにも広いんですもの~(笑)

No title

同業者は・・・そこで仕事してた人たちが・・・ですw


垂木の大きさですが、屋根が大きいからってこともありますけど、天平時代の建築物と江戸時代に入ってから以降の建築物の構造の違いは、『桔木』ってものが天平時代には使われていませんでしたので、垂木自体が構造体になってるってのが大きな理由なんだと思います。

現在の木造建築では、屋根の荷重を支えるのに桔木ってものを屋根の中に入れて軒先の荷重を支えてるんですが、天平時代には桔木の構造がなかったために垂木だけで軒先の荷重を支えています。
そのために垂木自体が大きいってのもあります。
あと南大門もそうですが、柱が3尺の太さがあります。長さも5mくらいありますんで、そのバランスから仕割ってのをやっていくんですが、そうするとあの大きさになるんでしょうね。

ちなみに一般住宅には桔木は使いません。
あと余計なことですが天平尺ってのがあって、いまの一尺よりちょっとだけ短いんです。


余計なことばっかりでなんかすいません、長々と失礼しました。

Re: No title

> 同業者は・・・そこで仕事してた人たちが・・・ですw
そういうことでしたか~(笑)
見学者ではく建設現場をご覧になったってことですね☆

> 垂木の大きさですが、屋根が大きいからってこともありますけど、天平時代の建築物と江戸時代に入ってから以降の建築物の構造の違いは、『桔木』ってものが天平時代には使われていませんでしたので、垂木自体が構造体になってるってのが大きな理由なんだと思います。

解説ありがとうございます。
構造が複雑になり太い木でなくても屋根が持つようになったんですね。

> あと南大門もそうですが、柱が3尺の太さがあります。長さも5mくらいありますんで、そのバランスから仕割ってのをやっていくんですが、そうするとあの大きさになるんでしょうね。
なるほど。。。

> あと余計なことですが天平尺ってのがあって、いまの一尺よりちょっとだけ短いんです。
尺ってクジラ尺やカネ尺だけじゃないんですね。
いろいろあるんだ。日本の尺貫法って人の体のサイズをもとにつくられたようですし。。きっと天平人はちいさかったからでしょうか???

No title

狐かぁ、そういえば犬よりは理知的な顔してますね(*´д`*)
楽しそうな展観だったんですねぇ・・・オイラのアンテナには全然引っかかっていませんでした(;^ω^)
この月、見に行ったもので被ってるのが一つも無いです。
オイラはどこをほっつき歩いてたんだろう(≧ω≦)

No title

いごうさん

わたしもこの展観はともだちがつぶやいているのを見て急遽行ってきたの。

あれ~いごうさんどこ行ってたの????
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