風景

ふたつの孤逢庵

近江 孤逢庵 庭 

                       写真:本堂からの枯山水を臨む 近江孤逢庵 長浜
              
 


                辞世
きのふといひ けふとくらしてなすことも なき身のゆめの さむるあけぼの




予てより伺いたいと思っていたふたつの孤逢庵へ

お隣の高校の生徒が孤逢庵のおぼうさんに大井戸茶碗・喜左衛門でお茶漬けを振舞われたとかなかったとか
そんな話を以前聞いたことが・・・ 
ジョークにしてもおとなりのおとなりの高校生の中でも話にも出てきた

日本で一番有名な井戸茶碗のあるお寺でもあります

高校の真横にある孤逢庵
運動場の横から千本通へ抜ける道に孤逢庵はあり
いつか入ってみたいなと思いながらひまわりの瓦を横目に見ながら通り過ぎてました


今回9年ぶりの一般公開と重なり
近江孤逢庵と一週間も開かずに併せて伺うことができて
なんてラッキー 


孤逢庵 瓦 

                                写真:孤逢庵山門 瓦 紫野

お寺になんてかわいいんだろう?とひまわりの瓦と思い込んでいた屋根の瓦は
初めてゆっくりと見たのですがこれって菊だったみたいですね




 

近江孤逢庵山門 

                                写真:近江孤逢庵山門

現在の建物は直接遠州が作ったものではないらしいですが
遠州の表現した美学のエッセンスが時を越えてこちらに伝わってくるようです



近江孤逢庵 三笠門 

                            写真:近江孤逢庵 編笠門

近江孤逢庵 吊灯籠 

                            写真:近江孤逢庵 吊灯籠



ふたつの孤逢庵 

近江孤逢庵で目に入ったのは編笠門に吊灯籠など・・・
印象的で写真におさめておいたんですが
数日後紫野の方へ伺ったときに
おなじ意匠を見つけてちょっとうれしくなってしまいました

とはいえどこもそっくりかといえばそういうことではなく


紫野は市中の山居
近江は山の裾野にゆったりと構えています


孤逢庵 
               
                                  写真:紫野 孤逢庵 玄関


赤土を生かし赤い波の砂紋の枯山水
亡筌の中敷居の景色上半分は障子で区切られてやわらかな光が差し込んで
下半分からは「露結」と名づけられた手水鉢と三国伝来の灯籠だけが目に入る
昔は午後西日の頃になると西日が縁に当たりその光が亡筌の天井に塗られた胡粉が反射して
畳に木目が映りこみ新たな景色を作ったのだとか
狭い視界に宇宙を見せようとしたのか 


渓錦池 
                                              写真:近江孤逢庵 渓錦池


近江の孤逢庵は本堂からはゆったりとした翠豊かな中での枯山水の眺め (一番上の写真)
その北側の渓錦池 は瀟湘八景に見立ててあると説明が

でもですね・・・池の前のキャプションにはこの池はびわ湖を模しているとも 
たしかに北湖と南湖にみえてます・・・

じゃぁ瀟湘八景じゃなくてこれは近江八景じゃないのかなんて思ったのでしたが

それにしてもゆったりと落ち着いた空間です
湖北の田舎とはいえ 洗練されています
お庭の刈り込みも京都のとよく似たものもあり
ひなびた感じと洗練されたところが見えかくれ


紫野の孤逢庵のほうには狩野探幽の息子の狩野探信筆の襖絵がありましたが
近江のほうは長らく荒廃していて昭和になり再興されていて

襖は祇園祭の菊水鉾見送り図案を制作した
皆川月華が蝋染めで制作しています

近江孤逢庵 襖絵 

                                      写真:本堂襖絵


岩絵の具や墨絵とはまたちがい たっぷりとして雅な雰囲気をかもし出していました


侘びサビだけではない

遠州の「綺麗さび」

しっとり落ち着いた中にも華麗さがあるように思いました













スポンサーサイト
プロフィール

あふみ

Author:あふみ
京 あふみ・・・京都、近江のはざまでのつれづれ

twitter
検索フォーム
ブロとも申請フォーム
QRコード
QR

Page Top

Powered by FC2 Blog |

FC2Ad

| Template Design by スタンダード・デザインラボ