展覧会

師走おでかけ録

大山崎山荘美術館新館 

                                      写真:大山崎山荘美術館新館


師走お出かけ録です

ココのところ急に気候も季節についてきてぐっと冷え込んできました
真っ白な町並みが見える日もそろそろでてきそうです


上村松園展後期展示 @京都国立近代美術館
宮島達男「Time Train」
@Six(大阪・心斎橋)
ルーシー・リー展@東洋陶磁美術館
山荘美学-日高理恵子・さわひらき-@大山崎山荘美術館
聖歌譜展2010@SHIKAMA FINE ARTS
川勝英十勝造 軽漆塗木器展@ギャラリーみすや
第42回 日展 京都展@京都市美術館
琳派展13 お江戸の琳派と狩野派
  -板橋区立美術館×細見美術館-第3期
@細見美術館



特に印象に残ったもの中から

上村松園展、先月に引き続き後期展示にも出かけてきました
後期展で一番印象的だったのが私が松園さんの作品の中で一番のおきにりの「人生の花」
後期では京都市美術館蔵と名都美術館蔵の二枚の競演
シングルマザーの松園さんにとって花嫁というものは特別なものだったと想われます
同じ構図同じ大きなの画ですがかんざしや裾回しや帯の文様、家紋がちがうんです
いろんな憶測をしながら眺めた二枚

宮島達男の
「Time Train」 ←y-tube家に戻りあの暗い部屋でおおきな8の字に走り続ける列車がなんだったか・・・検索をして知りました
今回のインスタレーションに使われていた列車のモデルは第二次世界大戦のころドイツのアウシュビッツに向かう列車だったこと
それを知った上でもう一度見たくなりました。

ルーシーリー展
初夏に出かけたハンスコパー展 にも共同制作などが展観
以来関西に巡回するのを待ってました

ファッショナブル
 
そんな形容詞が思い浮かびました
白や瑠璃色のイメージだったけれど大阪展でのチケットや看板にはローズピンクのウツワが
わたしの中では都会的でモダンで硬質なイメージだったけれど今回の展覧会ですこし変わったかも
ボタンもとってもキュートだったし

そのルーシー展の興奮が醒めるまでに出かけた聖歌譜展
以前大阪の民芸館や
yamahon の化粧室で出会った聖歌譜
先月のしかまさんのリーチ展のときに聖歌譜展のことを知りこの機会をとても楽しみにしてました
手書きの装飾譜や装飾された文書の断簡はもちろん美しかったけれど
それよりも印象に残ったのが手漉きのコットン紙に木版の聖歌譜
飾ってあったフレームからはずしじかに触らせていただいた
手漉きの紙にしっかり摺られたグーテンベルグ式活版 
目ではなく手で見る感動ってあると思う
そして棚の上にさりげなく置いてあったルーシーリーの白磁のウツワ
生まれて初めて掌に乗せてみたルーシー
逆三角の足元がとっても細いルーシーのウツワは重心が下にあるので見た目よりもずっと安定感があり
そして・・モダンでファッショナブルと思っていた大阪での印象とはまた異なり
とても親しみを覚えるやさしいものでした

山荘美学
さわひらきのビデオインスタレーションと大山崎山荘美術館のたたずまいのコンビネーションのなんと素敵なこと
ずっと展示室におかれた椅子に座りその空間に沈みこんでしまいたくなってしまいました

いままでも企画展といっしょに美術館所蔵の民藝のコレクションが並んでいることは多々あったけれど
こんなにもインスタレーションと美術館の空間と所蔵のコレクションがよく映っていたことはなかったように思います
この美術館でなければ実現しなかった展観
そうそうこの展示室にもルーシーのウツワが何点かあったんですよ
ほんの二日間の間に3度も!!思いがけずルーシーデーになったのでした


この一年もこのお出かけ録(ブログ)にお付き合いありがとうございました☆
みなさまよいお年をお迎えくださいね
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展覧会

霜月おでかけ録

山科疏水 四ノ宮船溜り 

ひと月すぎていくのがほんと早いです。
もう今年も一ヶ月切ってしまいました。

写真は近所をお散歩していての一枚
疏水縁です

このあたりでひときわ目立つ大銀杏の木は毎年立派やなぁと思っていたのですが
横のモミジがこんなに色鮮やかとはそんなにいままで印象になかったんです
今年は改めてこんなにも美しい葉だったのかと再認識
こちらだけでなくドコもことしはきれいですよね~

霜月おでかけ録です

カポディモンテ美術館展@京都文化博物館
千總と京の日本画家展@千總ギャラリー
益村千鶴展『tendernns』」@neutron kyoto
リーチ工房展2010@Shikama Fine Arts
 
正倉院展@奈良国立博物館
花鳥画展@奈良県立美術館
上村松園展@京都国立近代美術館
書画と工芸 特別展示 円山応挙筆七難七福図巻 @相国寺承天閣美術館
物気色(モノケイロ)—物からモノへ—展@社団法人京都家庭女学院・虚白院


ブログでまだ書いてないもののなかから特に印象にのこったものを


益村千鶴展
ふらっと覗いたneutron。
一瞬写真?ん?写真より存在感のある静謐な画風
情感がただよう静かな画 なぜだか胸がキューンとなってしまいそうです

リアル?ファンタジー?今までこの人の作品を知らなかったことがとても惜しくなってしまいました。

入り口にいらした方が益村さん本人でした。
ご本人からもお話を伺いその素直なひとことひとことにますますこの人の描き出す世界がすきになりました。
これから注目したい作家さんです。
neutronでは二回目の個展。今から次回どんな作品を見せてもらえるのかとてもたのしみ♪

京都の中だけでもまだまだ知らない素敵な作品に会えるんだろうな。
アンテナはいつも張ってないとと思います。


上村松園展
以前からいつか「序の舞」を拝見したい・・その機会をずっと待っていました。

でも実は・・・それより今回の展観で引き込まれたのが「砧」でした。

「砧」について松園自身が記したものがあります。



これは九州芦屋の何某にて候。我自訴の事あるにより在京仕りて候。かりそめの在京と存じ候へども、当年三歳になりて候。あまりに
故郷の事心もとなく候程に、召使ひ候夕霧と申す女を下さばやと思ひ候。いかに夕霧、あまりに故郷心もとなく候程に、おことを下し候べし。この年の暮には必ず下るべき由心得て申し候へ……
 謡曲「砧」は、こういううたい出しにて、主人の命をうけた夕霧が筑前国の芦屋の館へ下って、芦屋某の妻に会って、その主人の伝言をつたえるのであります。
 三年の間、ひとり佗しく主人の帰館を待っていた妻は、帰って来たのは主人ではなくて召使いの夕霧であったのでがっかりするが、しかしせめて愛
しの背の君の消息をきけたことを慰めとして、よもやまの京の都の話や、主人の苦労のことを話しあっていると、どこからか、タンタンタンという珍しい音が、夜のしじまを破って聞えて来たので、館の妻は不審がって、
「あら不思議や何やらんあなたにあって物音のきこえ候。あれは何にて候ぞ」
「あれは里人の
つ音にて候」
「げにや我が身の
きままに、古事の思ひ出でられて候ぞや。に蘇武といひし人、胡国とやらんに捨て置かれしに、故郷め置きし妻や子、夜寒の寝覚を思ひやり、高楼に上つて砧をつ。志の末通りけるか、万里の外なる蘇武が旅寝に故郷の砧きこえしとなり。妾も思ひ慰むと、とてもさみしきくれはとり、綾の衣を砧にうちて心慰まばやと思ひ候」
「いや砧などは賤しきものゝ業にてこそ候へ、さりながら御心慰めん為にて候はゞ、砧をこしらへてまゐらせ候べし」
 このような問答のすえに、館の妻は京の都の夫の胸へひびけよと、怨みの砧に愛情をこめてタンタンタンタンと擣つのですが、その想いが遂には火となり、その霊は夫のもとへ飛ぶのであります。私はこの館の妻の夫を想う貞節の姿を「砧」の絵の中に写しとってみたのであります。

 想いを内にうちにと秘めて、地熱のごとき女の愛情を、一本の砧にたくしてタンタンタンと都に響けとそれを擣つところ、そこに尊い日本女性の優しい姿を見ることが出来るのではないでしょうか。
 口に言えぬ内に燃え上る愛の炎……その炎を抱いているだけに、タンタンタンと
うつ砧の音は哀々切々たるものがあったであろうと思います。

 私の「砧」の絵は、いま正に座を起って、夕霧がしつらえてくれた砧の座へ着こうとする、妻の端麗な姿をとらえたものであります。
 昭和十三年の文展出品作で「草紙洗小町」の次に描いたものです。 謡曲には時代はハッキリ明示してありませんが、私は元禄時代の風俗にして砧のヒロインを描きました。
うつ炎の情を内面にひそめている女を表現するには元禄の女のほうがいいと思ったからであります。


底本:「青眉抄・青眉抄拾遺」講談社
   1976(昭和51)年11月10日初版発行

http://www.aozora.gr.jp/cards/000355/files/47312_30888.htmlより引用

はじまってスグに出かけてきたのですがその後招待券を頂いたので後期展示の「焔」ともう一度この「砧」と対峙してこようと思います。

展覧会

神無月おでかけ録


sunset   



神無月おでかけ録です

昨日は工房帰りにびわこホールへ
写真は夕方出掛けの空

先日従姉からコンサートのチケット二枚もらったんだけど
もらって貰えない?と連絡が入り
喜んでいただくことにする
実家からも自宅からも近いびわ湖ホール

実はどの楽曲も初めての曲ばかりで
・・知っているのはオケと指揮者の名前だけ(笑)


◇大阪フィルハーモニー交響楽団
◇指揮/飯森範親
◇ピアノ/小山実稚恵
◇曲目:F.メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」作品26
     F.ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11
     A.ドヴォルザーク:交響曲 第8番 ト長調 作品88

アンコール
A.ドヴォルザーク:スラブ舞曲14番 作品87の6

予想をはるかに越えてよかった!
小山さんのピアノも鳥肌が立ちそうなぐらいステキ♪うまいっ!
若書きのショパンのピアノコンチェルトも割れんばかりの拍手でした
ドヴォルザークの交響曲も始まる早々惹きこまれ
三楽章ではうっとり、そのまま切れずにファンファーレではじまる
四楽章で一気に盛り上がり

そしてアンコール

アンコールでは指揮者の飯森さんのMC
飯森さんがびわ湖ホールに来たのは11年前
そのときもオケは大フィルそして楽曲はドヴォルザークの「展覧会の絵」
そんな縁のあるドヴォルザークちなんでめったに演奏されることがないという
スバル舞曲の87の6

めったに聞けない?どんな曲かと思っていたらとってもステキな小品
どこかで聴いたことのある有名な曲もいいけれど
めったに聞けないステキな曲!すごくラッキーでした。


「展覧会の」絵ではなく・・・
今月の私の展覧会行脚の記録です


石上純也-建築のあたらしい大きさ」@豊田市美術館
愛知の手仕事@豊田市民芸館
あいちトリエンナーレ2010@ 愛知芸術文化センターその他
大津 国宝への旅@大津市歴史博物館
青木良太展 @小山登美夫ギャラリー
SHIMURABROS.展@タカイシイギャラリー
高僧と袈裟@京都国立博物館
白洲正子 神とわたし自然への祈り@滋賀県立近代美術館
BIWAKOビエンナーレ2010 
@旧近江八幡市街
植葉香澄 × 染谷聡 展@ギャラリー恵風
工芸とくらし展@ギャラリー恵風
ブリューゲル版画の世界@美術館「えき」KYOTO
「栗本夏樹」展
@アートスペース感

この季節は芸術祭が沢山ありますね
今月は大小取り混ぜあちこち伺いました

あいちのほうは時間がそんなになかったこともあり伺ったのは愛知芸術文化センター一箇所のみ 休日だということもあるだろうけれどすごい人人人♪
予算9億円と伺いあいちの意気込みが伝わってくる
先週末には50万人を越えたというから大成功ですね。
時間があれば長者町会場や名古屋市立美術館のほうへも行きたかったわ


三沢厚彦のクマ♪ 

そのなかで特に印象的だったのは
三沢厚彦 + 豊嶋秀樹 の彫刻[ 写真]とインスタレーションや
宮永愛子 の時間と経過と共に変化していくインスタレーション

動物のリアルな木彫はシュールなものや示唆的なものが多いなかで
なんだか文句なしに楽しいし童心に帰って動物探しをしてしまった
うって変わって宮永愛子の舟の中においたナフタリンでできた靴は
時間の経過とともに溶けて無くなっていく 記憶の奥だけに残る靴
無言の中にメッセージが聴こえてきそうな作品だった

京博の高僧と袈裟展は日本の染織技術は仏教とともに日本にもたらせた・・
それを目の当たりに出来る展観です
展観されている布の拡大写真まで示してあり
布好きには至れりつくせりの展覧会
美しいです 布 たち
印金や 金襴緞子 より あの蝉の羽のような麻が美しく思える
人間の手で績んだ糸

画に残っている袈裟の柄から有名な高僧のものかもしれないという
何百年も昔に生きていた人が目の前の袈裟を纏っていた
なんだか不思議な気がする
ふと宮永愛子のインスタレーションを思い出した

待ちに待った白洲展
彼女の書いたすべてのエッセイに目を通したわけではないけれど
彼女の美しい紀行文を感じることの出来る展観
もともとはどのエッセイも芸術新潮に寄稿したものだったよう
まだ読んでない近江山河抄や十一面観音巡礼も読んでみなくちゃ

その中で一番印象に残ったのはなんと仏像ではなく
仏画・・・仏画というより民画の「大津絵」

今は月心寺にあるという橋本観雪旧蔵という
「涅槃図」
そこに描かれている構図は形式に則った涅槃図だけれどそこにいらっしゃるお釈迦様の涅槃の姿は
まるでおしゃかさんの昼寝!
うとうと のほほんと お昼寝中というようなほほえましいお姿
大津絵のなせる業か・・・
白洲さんが取り上げなければ表には出てこなかったほとけさまに違いない

栗本夏樹さんの個展は聴築居以来
エコの観点からも木地の代りにダンボールやダクトの芯を
つかったユニークな作品を発表されてますが今回は更に進化。
クシャクシャにした和紙を木地の代りにつかい漆をほどこしたものが
それが、ほんと良かった!

展覧会

長月お出かけ録

 armel Barraud 

                                          写真:アルメル・バロー展より





長月お出かけ録です


もう秋がこないのかと心配なぐらい暑かった9月でしたが
お彼岸を境に急に駆け足で秋らしくなってきました
あの暑かった夏を想うと

夏草やつわものどもが夢の跡  

                     松尾芭蕉 ,1644 - 1694


ほんとは今時分まら夏草ではなくそこいらに伸びてきている秋草なのかも知れないけれど
ふと頭に浮かぶのです


山口信博・紙の上の仕事 @gallery yamahon
「古陶の譜 中世のやきもの ―六古窯とその周辺―」
@MIHOMUSEUM
MIHO GRANDAMA Arte della @MIHOMUSEUM
東大寺の近現代の名品
高島屋京都 グランドホール
編む”から広がる物語アルメル・バロー展@清課堂ギャラリー



思い返してみると今月はそんなに美術館出かけてなかったみたい。
上の三つは同じ日に出かけているし
高島屋も清課堂もついでに立ち寄っただけだった

そんな中友人に教えてもらった清課堂のアルメル・バロー展は
スマッシュヒット!

アルメル・バローは今回の作品を京都に4ヶ月滞在しているあいだ
京都の街の中をあるき街の中でインスピレーションを得た中で創り上げたもの
制作は清課堂の蔵(清課堂ギャラリー)をアトリエにしていたそう

細くやわらかなワイヤーで編まれたデリケートで繊細なレース編み
光はモチーフを透過し繊細な影となって壁に残していました

写真の動物は伏見稲荷のきつねさんをイメージして制作されたものなんだとか

彼女の手にかかるとそのモチーフはなぜか北欧を想起させます
ちょっとムーミンに出てきそう(笑)

押し付けがましいところがなくて
ほんと軽やかでここちのいい空間でした



繭から生糸を繰る

今月はこのほかに奈良の大極殿の横の平城宮跡資料館で開催された
「文化財保存技術2010 文化財を支える伝統の名匠」

宮古ぶーみん保存会の苧麻の糸績みの実演や
和楽器の弦のための生糸を繭から手繰る実演(写真)
友人が出演していた浮世絵の版木彫りと摺りの実演など
また桧皮葺の体験などもあり
それはわたしもやってみました!
桧皮を葺くための釘は金属ではなく桧の木でできた楊枝のような釘をつかって・・
一本一本地道な作業のようです

日本人の生活になくてはならなかったはずの畳
畳張りもいまや「選定保存技術」
そういえば我が家も畳の部屋は一室だけ
襖や障子の無い家も増えてるでしょうね・・・

廃れてしまってからでは遅い技術の継承
奈良の1300年祭の一環で開催されていたこと

だだっ広い平城京宮跡をぶらぶら歩きながらぼんやり考えていました

平城京宮跡 

 

展覧会

葉月おでかけ録



21世紀美術館 


葉月おでかけ録です



それにしても暑い八月でした
まだまだ昼間の暑さは続行中とか・・・

新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル × 舟越 桂 @金沢21世紀美術館
前田家伝来 夏衣裳と調度展@兼六園 成巽閣
古代メキシコ・オルメカ文明展@京都文化博物館
特別展仏像修理100年 @奈良国立博物館
至宝の仏像 東大寺法華堂金剛力士像特別公開@奈良国立博物館
コレクション展第2期 「京の閨秀・女流・女性画家‐担ったもの/担わされたもの」@京都市立美術館
印象派とモダンアート展@サントリーミュージアム天保山
「幻の名窯 南宋修内司官窯-杭州老虎洞窯址発掘成果展」
@東洋陶磁美術館


今月の展観の中からかいつまんでご紹介

八月の初めに金沢へ出かけました
所用での金沢行きでしたがすこし時間もあったので
気になっていた金沢21世紀美術館の展観へ

天井の高い大きな部屋にたくさんのには舟越さんご自身にも
見えるようなたくさんの彫像

あっちからもこっちからも見つめられているような視線を感じ
吸い寄せられるように傍まで寄ってみると
その視線はわたしを透過するように遠くに抜けていってしまいました
不思議な彫像
どの彫像の傍に行ってもやはり同じで急に不安な感情がとりまいて
木彫なのにあの凍りつきそうな緊張感は何だったのでしょうか

タレルの部屋 

企画展のあとは常設である展示にももちろん回ってきました
前回伺ったのは4年前、そのときもユニークなインスタレーションのオンパレードで
どのブースも堪能したんですがひとつ見忘れていた場所があったのです
「タレルの部屋」
涼しいガラス張りの屋内の廊下からこの部屋に入った途端
「暑い」というより「熱い!」
焼けたコンクリートの部屋の中に放り込まれた気分
かなり高い気温だったと思うのですが
ストンと落とし穴の中に落ちたような空間なのですけれど
寒い季節なら日向ぼっこがたのしそうだけれど・・・
この日はじっと佇むなんてとても出来なかったです

21世紀美術館を後にしてまだ時間があったので美術館ハシゴ

JR金沢駅に置いてあった「
成巽閣」のフライヤーの
夏の衣装の写真に惹かれて出かけてきました
元は加賀のお殿様十二代齊廣公が奥方のお住まいに立てられたお屋敷
金沢城から辰巳(巽)の方向に建っていたので当時は「巽御殿」と名づけられたのだとか

今は城郭しかない金沢城、この奥方のための華麗で瀟洒なお屋敷に
加賀百万石の勢力が思われます

その御殿に夏の衣装が衣桁に掛けて展観されていました
その見事なこと
たぶん現代ではもう作れないような細い麻糸で織られた繊細な帷子
豪華で華麗な意匠の刺繍にも溜息が出ます

瀟洒な御殿で奥方が帷子を羽織られている姿を想起すると・・・・

京博でもたくさんの帷子を所蔵していますが
こんなに状態がよく美しい布はなかったのかも・・・
せめて図録や絵はがきがあれば欲しかったのですが
帷子のものは無くて残念でした

京都市立美術館のコレクション展第2期
今回は女流日本画家に絞った展観で
テーマが分りやすいこともありとってもとてもよかった

いつも思うのだけど女性の描く女性像が好きです
先日NHKの
トップランナーで松井冬子さんも言っていたけれど
男性が理想とするであろうと思われる女性ではなく
「媚びない強さのある女性像」
上村松園をはじめ凛とした女性の画
そんな作品が並んでいました

久しぶりの東洋陶磁美術館
今回は発掘された
幻の名窯の青磁の数々
壊れた形を復元されていたものも多かったのですが
レースのように繋げたところどころ欠けた器のカタチ美しいこと
それと色が艶やかでとてもきれいで
常設の方にある国宝の「飛青磁花生」よりもなんだかいとおしく
美しく感じてしまいました

プロフィール

あふみ

Author:あふみ
京 あふみ・・・京都、近江のはざまでのつれづれ

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